「今日は荷物が多いから、次に来たときに買おう」。そう思って次に行ったら無くなっていた、というのがパンフレットです。書店で売られる本と流通の仕方がまったく違うため、いつでも買えるという前提が通用しません。この記事では、その仕組みと、買い逃したときの手段を整理します。
書店の本とは流通が違う
映画のパンフレットは、原則として上映している劇場でしか売られません。書店やネット書店には並びません。作品ごとに部数を決めて作り、上映が終われば販売も終わります。
増刷されることもありますが、必ずされるわけではありません。判断は作品側に委ねられていて、ヒットしても増刷されない場合があります。
つまり「そのうち買える」という前提が成り立ちません。ここが本や雑誌といちばん違う点です。
売り切れやすいのはどういうときか
経験的に、次のような条件が重なると早く無くなります。
- 公開初週の話題作:観客が集中し、買う人の割合も高い
- ファン層がはっきりしている作品:アニメ、シリーズもの、原作のある作品
- 特典が付く場合:限定の仕様や封入物があると回転が早い
- 小規模公開の作品:そもそも作られた部数が少ない
劇場によって残り方が違う
同じ作品でも、劇場ごとに仕入れた数が違います。都心の大きなシネコンで売り切れていても、郊外の劇場には残っていることがあります。
上映が続いている劇場に電話で在庫を聞けば教えてもらえることが多い。無駄足を避けたいときは、行く前に確認するのが確実です。
入場前に買うか、観たあとに買うか
確実に手に入れたいなら入場前です。上映後は売店が混みますし、その回で売り切れることもあります。
ただしパンフレットには、結末に触れる記述が含まれていることがあります。監督や俳優のインタビュー、場面写真、解説。どれもネタバレの入り口になり得ます。
確実さを取るなら先に買って、読むのは観たあと。これが両立させる唯一の方法です。買っただけで開かない、という自制が要ります。
買い逃したときの手段
無くなってしまった場合、残っている道は次の三つです。
- 他の劇場を探す:上映が続いていれば在庫がある可能性がある。いちばん現実的
- 増刷を待つ:作品によっては再入荷する。公式アカウントで告知されることが多い
- 中古で探す:フリマアプリや古書店。人気作は定価を大きく超えることがある
リバイバル上映という機会
何年か経ってから再上映される作品では、そのときに新しいパンフレットが作られることがあります。当時のものとは別物ですが、内容としてはむしろ充実している場合もあります。
諦めた作品でも、再上映の情報は追っておく価値があります。
まとめ
覚えておくのは次の四点です。
- パンフレットは劇場限定で、部数が決まっている
- 話題作は公開初期に無くなることがある。増刷は保証されない
- 確実さを取るなら入場前に買って、読むのは観たあと
- 売り切れたら、まず他の劇場の在庫を当たる
