笑える・元気が出るコメディ映画おすすめ13選|洋画・邦画の名作を厳選

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仕事や人間関係で気持ちが沈んだとき、理屈抜きで声を出して笑える一本があると、それだけで少し前を向ける気がするものです。コメディ映画には、深刻なテーマを扱う作品とはまた違った力があります。おかしな登場人物のドタバタに巻き込まれているうちに、いつのまにか自分の悩みが小さく思えてきたり、ラストで思いがけず胸が熱くなって元気をもらえたり。

「とにかく笑いたい」「観終わったあとに元気が出る映画が観たい」という気分にこたえてくれるジャンルなのです。

この記事では、洋画・邦画のバランスをとりながら、笑えて元気が出るコメディ映画の名作を厳選して紹介します。1950年代のモノクロ古典から近年のヒット作まで、監督や公開年といった基本情報を確認したうえで、それぞれの笑いどころや見どころを掘り下げました。

あわせて、コメディのサブジャンルの楽しみ方や、名作を実際に観るための視聴手段についても解説します。気になる作品が見つかったら、ぜひ今夜の一本に選んでみてください。

目次

コメディ映画が持つ「笑い」と「元気」の力

ひとことでコメディといっても、その笑いの質はさまざまです。全編を通じて笑いっぱなしになるドタバタ喜劇もあれば、クスッとした可笑しみのなかにじんわりと感動が広がるヒューマンコメディもあります。共通しているのは、観る人の心をほぐし、こわばった気持ちをやわらかくしてくれる点です。

笑うという行為そのものが気分転換になり、映画を観終えるころには、始まる前より少しだけ軽い気持ちになっている。これがコメディ映画の大きな魅力です。

作品を選ぶときは、自分がいまどんな笑いを求めているのかを意識すると失敗しにくくなります。頭を空っぽにして笑い転げたいのか、笑いながらもどこかで感動したいのか、あるいは会話の妙やひねりの効いた展開を味わいたいのか。目的に合わせて選べば、その日の気分にぴったりの一本に出会いやすくなります。

以下では、そんな観点を踏まえながら、時代も国もさまざまな名作を紹介していきます。

また、コメディ映画は一人で気楽に観るのはもちろん、家族や友人と一緒に観ても盛り上がるジャンルです。同じ場面で笑い合った経験は、思いのほか記憶に残るもの。深刻なドラマは気分によっては重く感じることもありますが、コメディなら心の準備が要らず、どんなときでも気軽に手を伸ばせます。

だからこそ、いざというときのために「困ったらこれを観れば元気になれる」という自分だけの定番作を、いくつか見つけておくのがおすすめです。この記事が、そんな一本を探すきっかけになればうれしく思います。

笑って元気が出る洋画コメディの名作

まずは海外のコメディ映画から。長い映画史のなかで語り継がれてきた古典から、映像や音楽のセンスで新しい笑いを切り開いた近年の傑作まで、幅広く選びました。字幕であってもテンポの良さや表情の可笑しさは十分に伝わってくるので、洋画コメディが初めてという人にもおすすめできる作品ばかりです。

お熱いのがお好き(1959年)

コメディ映画の金字塔として、いまなお語り継がれる古典が『お熱いのがお好き』です。監督は『サンセット大通り』『アパートの鍵貸します』などで知られる名匠ビリー・ワイルダー。禁酒法時代のシカゴを舞台に、ギャングの犯行現場を目撃してしまった二人のミュージシャンが、追っ手から逃れるために女装して女性だけの楽団にもぐりこむ、というとんでもない設定から物語が始まります。

トニー・カーティスとジャック・レモンの女装コンビが繰り広げるやりとりはテンポが良く、モノクロでありながらまったく古さを感じさせません。そこにマリリン・モンロー演じる歌手シュガーがからみ、恋のさや当てと正体がバレるかどうかのスリルが二重三重に重なっていきます。

60年以上前の作品とは思えないほど笑いの構造が洗練されていて、後世のコメディに与えた影響は計り知れません。有名なラストの一言まで含めて、笑いの完成度を体感できる一本です。

恋はデジャ・ブ(1993年)

同じ一日を何度も繰り返す「タイムループ」という発想を、コメディとして鮮やかに描き切った先駆的な作品が『恋はデジャ・ブ』です。監督はハロルド・ライミス、主演は個性派俳優ビル・マーレイ。傲慢で皮肉屋の気象キャスターが、取材で訪れた田舎町で、なぜか毎朝同じ2月2日の朝を繰り返すことになる、という物語です。

最初は状況に翻弄され、やがて開き直り、そしてしだいに変わっていく主人公の姿が、笑いを積み重ねながら描かれていきます。同じ一日を繰り返すという設定を、飽きさせるどころか爆笑の連続に変えていく脚本の巧みさは見事のひとことです。

原題「Groundhog Day」は、いまや同じことの繰り返しを指す言葉として英語圏で定着したほど。ただ笑えるだけでなく、人がどう生きるべきかまで考えさせてくれる、じわりと元気の出る名作です。

ミセス・ダウト(1993年)

笑いと涙の配分が絶妙な家族コメディの傑作が『ミセス・ダウト』です。監督は『ホーム・アローン』シリーズなどファミリー映画の名手クリス・コロンバス、主演はロビン・ウィリアムズ。離婚によって子どもたちと離れて暮らすことになった父親が、我が子に会いたい一心で年配の家政婦「ミセス・ダウトファイア」に変装し、元妻の家に住み込みで入り込んでしまう、というお話です。

ロビン・ウィリアムズの変幻自在な演技が全編を通じて炸裂し、特殊メイクで別人になりきる家政婦姿とのギャップが笑いを生み続けます。この特殊メイクはアカデミー賞メイクアップ賞を受賞しており、映像面での完成度も高い作品です。ただ笑わせるだけでなく、家族の絆や親子の愛情というテーマが物語の芯にしっかりと通っているため、笑ったあとに温かい気持ちが残ります。

何度観ても元気をもらえる、家族で楽しめる一本です。

スクール・オブ・ロック(2003年)

音楽の楽しさとコメディが最高の形で融合した作品が『スクール・オブ・ロック』です。監督は『6才のボクが、大人になるまで。』などで知られるリチャード・リンクレイター、主演はジャック・ブラック。バンドをクビになった売れないミュージシャンが、ひょんなことから名門小学校の臨時教師になりすまし、真面目な小学生たちにロックの魅力を叩き込んでいく、という痛快な物語です。

ジャック・ブラックの底なしのエネルギーがスクリーンからあふれ出し、観ているこちらまで自然と体が動き出すような高揚感があります。バンドを演じる子どもたちは実際に楽器を演奏できる本物のミュージシャンで、演奏シーンには嘘のない迫力があります。

型にはまった生き方に息苦しさを感じている人ほど、この映画が放つ「好きなことを全力でやっていい」というメッセージに背中を押されるはずです。観終わったあとに思わずロックを聴きたくなる、元気100%の一本です。

リトル・ミス・サンシャイン(2006年)

問題だらけの家族が一台のオンボロなワゴン車で旅に出る、ロードムービー形式のコメディが『リトル・ミス・サンシャイン』です。監督はジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリスの夫婦。ミス・コンテストの本選に出場することになった幼い娘のために、それぞれに問題を抱えた家族全員が旅路をともにするという物語で、サンダンス映画祭で大きな話題を呼びました。

ビジネス書にすがる父、無口を貫く兄、破天荒な祖父、疲れきった母、そして純粋な娘。まったくかみ合わない家族が旅のなかで衝突を繰り返しながらも、少しずつ距離を縮めていく過程には、笑いとほろ苦さが同居しています。ブラックな笑いをちりばめながら、最後には家族という関係の温かさを実感させてくれる構成が見事です。

クライマックスの舞台シーンは、笑いと感動が一気に押し寄せる名場面。観終わったあと、自分の家族に少し優しくなれるような、そんな余韻を残す作品です。

最強のふたり(2011年)

笑いと感動が高い次元で溶け合ったフランス映画が『最強のふたり』です。監督はエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュ。事故で首から下が麻痺した大富豪と、その介護役として雇われた、スラム育ちで刑務所帰りの青年。まったく境遇の異なる二人が、衝突しながらもかけがえのない友情を育んでいく姿を、実話をもとに描いた作品です。

境遇も価値観も正反対の二人だからこそ生まれる会話やいたずらが、遠慮のない笑いを次々と巻き起こします。障がいという重いテーマを扱いながらも、この映画はけっして湿っぽくならず、むしろ突き抜けた明るさで満ちています。本国フランスでは歴代屈指の大ヒットを記録し、東京国際映画祭でも最高賞を受賞しました。

人と人とが対等に向き合うことの尊さを、笑いのなかで自然に感じさせてくれる。心が疲れているときにこそ観てほしい、元気の出る一本です。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年)

唯一無二の映像美とテンポの良い笑いで多くのファンを魅了したのが『グランド・ブダペスト・ホテル』です。監督はウェス・アンダーソン。架空の国を舞台に、伝説のホテルの名物コンシェルジュと、彼を慕う若きベルボーイが、思いがけない事件に巻き込まれていく顛末を描きます。

アカデミー賞では美術・衣装・メイクなど複数部門を受賞し、その独創的な世界観が高く評価されました。

左右対称にきっちりと構図が決まった画面、鮮やかなパステルカラー、小気味よく進むテンポ。ウェス・アンダーソンならではのこだわり抜かれた映像そのものが、すでにひとつのユーモアになっています。豪華俳優陣が入れ替わり立ち替わり登場し、上品でありながらどこかとぼけた笑いが全編を彩ります。

ミステリーや冒険活劇の要素も詰め込まれていて、物語としての面白さも十分。おしゃれな映画が好きな人にも、笑える映画を探している人にも自信を持っておすすめできる作品です。

モンスターズ・インク(2001年)

家族みんなで笑って楽しめるアニメーションの傑作が『モンスターズ・インク』です。ピクサー・アニメーション・スタジオの長編作品で、監督はピート・ドクター。子どもの悲鳴をエネルギー源にするモンスターたちの世界に、一人の人間の女の子が迷い込んでしまい、大慌てのモンスター二人組が彼女を元の世界へ帰そうと奔走する、というお話です。

アカデミー賞主題歌賞を受賞しています。

おっかない見た目のはずのモンスターたちが、実は子どもを怖がっているというギャップがまず愉快で、大きなサリーと小さなマイクの凸凹コンビの掛け合いにも笑いが絶えません。丁寧に作り込まれた世界観と、テンポの良いドタバタ劇はさすがピクサーの完成度です。

そして笑いの底には、友情や無償の愛といった普遍的なテーマがしっかりと流れていて、ラストにはじんわりと胸が温かくなります。子どもから大人まで、世代を問わず元気をもらえる一本です。

笑って元気が出る邦画コメディの名作

続いては日本のコメディ映画です。日本のコメディには、緻密に練られた会話劇や、群像劇ならではの温かみといった独自の魅力があります。言葉のニュアンスや間の取り方をダイレクトに味わえるのは邦画ならでは。翻訳を介さずに笑いのタイミングをそのまま受け取れるので、洋画とはまた違った身近な可笑しさを感じられます。

ここでは、青春群像劇から密室会話劇、ハイテンションコメディまで、繰り返し観たくなる名作を厳選して紹介します。

ラヂオの時間(1997年)

脚本家・演出家として知られる三谷幸喜の、記念すべき初監督映画が『ラヂオの時間』です。生放送のラジオドラマの現場を舞台に、主婦が書いた素朴な脚本が、わがままな出演者たちの気まぐれによって次々と改変され、本番中にとんでもない方向へと暴走していく様子を描いた、シチュエーション・コメディの傑作です。

キネマ旬報ベスト・テンでも上位に選ばれました。

ひとつの小さなわがままが次の変更を呼び、それがまた別の混乱を生む。ドミノ倒しのように積み重なっていく展開の巧みさは、緻密な脚本で定評のある三谷作品ならではです。生放送という後戻りできない状況設定が、笑いの緊張感を最後まで持続させます。

限られた空間のなかで大勢の登場人物が右往左往する群像劇の面白さが、初監督作にしてすでに完成されています。ものづくりの現場ならではのおかしさと熱さが詰まった、繰り返し観たくなる一本です。

ウォーターボーイズ(2001年)

爽やかな青春コメディの決定版として、いまも愛され続けているのが『ウォーターボーイズ』です。監督は矢口史靖。廃部寸前の男子高校の水泳部が、成り行きから文化祭で男子シンクロナイズドスイミングに挑戦することになり、はみ出し者の高校生たちが本番に向けて特訓を重ねていく姿を描きます。

実在の高校水泳部がモデルになったことでも知られています。

「男子がシンクロ」という発想そのものが可笑しく、不器用な特訓の日々には笑いがあふれています。それでいて、うまくいかずに悩んだり、仲間とぶつかったりする過程には、青春映画らしい切なさもしっかりと描かれています。だからこそ、練習の成果が発揮されるクライマックスの演技シーンは、笑って応援していたはずが、いつのまにか胸が熱くなる名場面に。

何かに全力で打ち込むことのまぶしさを思い出させてくれる、元気が出る青春群像劇です。

THE 有頂天ホテル(2006年)

大勢の登場人物が織りなす群像劇の面白さを堪能できるのが『THE 有頂天ホテル』です。脚本・監督は三谷幸喜、主演は役所広司。大晦日、カウントダウンパーティーを控えたホテルを舞台に、副支配人をはじめとする従業員や、それぞれに事情を抱えた宿泊客たちのドラマが、同時進行で複雑に絡み合っていく物語です。

多くの登場人物が一つの舞台で交差する「グランド・ホテル形式」の手法が用いられています。

役所広司、松たか子、佐藤浩市をはじめとする豪華な顔ぶれが勢ぞろいし、それぞれの小さな騒動が思いがけない形でつながっていく構成の妙が見どころです。一見関係なさそうなエピソードが、終盤になって鮮やかに一本の線でつながる瞬間の快感は格別。

年末の慌ただしくも華やかな雰囲気のなかで、笑いと人情が次々と押し寄せてきます。緻密に計算されたシナリオを味わいたい人に、特におすすめしたい一本です。

舞妓Haaaan!!!(2007年)

とにかくハイテンションな笑いに全身を委ねたいなら『舞妓Haaaan!!!』がうってつけです。脚本は宮藤官九郎、監督は水田伸生、主演は阿部サダヲ。舞妓さんと野球拳をするという突拍子もない夢を叶えるため、京都に転勤した一人の会社員が、持ち前のエネルギーで暴走していくさまを、ものすごい熱量で描いたコメディです。

阿部サダヲの全力の演技と、宮藤官九郎ならではのスピード感あふれるセリフ回しが噛み合い、最初から最後までテンションが下がりません。京都の花街という華やかな舞台を背景に、くだらないと言いたくなるほどの情熱がまっすぐに突き抜けていく爽快さがあります。

細かいことを考えず、勢いに身を任せて笑いたいときにぴったり。観終わったあとには、妙な元気とばかばかしい多幸感が残る、唯一無二のエンターテインメント作品です。

キサラギ(2007年)

会話劇の面白さをとことん味わえる密室コメディの傑作が『キサラギ』です。監督は佐藤祐市、脚本は古沢良太によるオリジナル。自ら命を絶ったマイナーアイドルの一周忌に、ファンサイトで知り合った五人の男たちが追悼のために集まり、故人をめぐる思い出を語り合ううちに、やがて予想もしなかった真相へと近づいていく物語です。

物語のほとんどが一つの部屋のなかだけで進行しますが、退屈する瞬間は一切ありません。誰かの何気ない一言が状況を一変させ、会話が進むたびに登場人物たちの関係や事件の様相がくるくると裏返っていきます。笑いながら見ていたはずが、いつのまにか謎解きに引き込まれ、そしてまた笑わされる。

五人の個性豊かな俳優陣の掛け合いも絶妙です。ミステリーの興奮とコメディの楽しさを同時に味わいたい人に、強くおすすめしたい一本です。

南極料理人(2009年)

肩の力を抜いてゆったりと笑える癒し系のコメディが『南極料理人』です。監督は沖田修一。娯楽もほとんどない南極観測基地を舞台に、隊員たちの胃袋を預かる料理担当の隊員を中心に、極限の環境で暮らす男たちの、どこかとぼけた日常を淡々と描いた作品です。

実際の南極観測隊員の手記が原作になっています。

派手な事件が起きるわけではなく、食べること、働くこと、仲間とのささやかなやりとりといった、なんでもない日常のなかにおかしみを見出していく静かな笑いが持ち味です。スクリーンに次々と登場する料理はどれも美味しそうで、隊員たちが夢中で頬張る姿を見ているだけで思わず笑みがこぼれます。

刺激的な展開を求める映画ではありませんが、疲れた夜にそっと寄り添ってくれるような優しさがあります。じんわりと心がほぐれ、明日もまた頑張ろうと思える、滋味深い一本です。

翔んで埼玉(2019年)

近年の日本のコメディで社会現象と呼べるほどの大ヒットを記録したのが『翔んで埼玉』です。監督は武内英樹、主演は二階堂ふみとGACKT。埼玉県民が東京都民から徹底的に差別されているという架空の世界を舞台に、埼玉解放をめぐる壮大な抗争を、大真面目にばかばかしく描いた異色作です。

1980年代に発表された漫画を原作に、大胆にアレンジして実写化されました。

「埼玉をディスる」というひとつのアイデアを、これでもかと徹底的に振り切ることで生まれる笑いが最大の魅力です。誰も傷つかないご当地ネタを、豪華キャストが恥ずかしげもなく全力で演じきる姿には、思わず笑ってしまう突き抜けた爽快感があります。

二階堂ふみとGACKTの堂々たる大仰演技も見どころのひとつ。地元ネタで盛り上がりたいときや、細かいことを気にせず大笑いしたいときにうってつけの、痛快なエンターテインメント作品です。

サブジャンル特徴代表作
シチュエーション状況設定の妙ラヂオの時間 / キサラギ
ヒューマンコメディ笑いと感動最強のふたり / リトル・ミス・サンシャイン
青春コメディ目標に奮闘ウォーターボーイズ / スクール・オブ・ロック

コメディ映画のサブジャンルを知るともっと楽しめる

ひとくちにコメディといっても、その中身は実に多彩です。サブジャンルを少し意識するだけで、自分の好みに合った作品を選びやすくなり、映画選びの精度がぐっと上がります。ここでは代表的なタイプをいくつか紹介します。

シチュエーション・コメディは、特定の状況設定から生まれるおかしさを軸にしたタイプです。生放送のラジオ現場を描いた『ラヂオの時間』や、密室での会話劇『キサラギ』のように、限られた場所や条件のなかで登場人物が右往左往する面白さが魅力です。

脚本の巧みさが笑いに直結するため、練られた展開を味わいたい人に向いています。

ヒューマンコメディは、笑いのなかに人間ドラマや感動を織り込んだタイプです。『最強のふたり』や『リトル・ミス・サンシャイン』のように、笑いながらもいつのまにか心を動かされ、観終わったあとに温かい気持ちが残ります。ただ笑うだけでなく、余韻もほしいという人にぴったりです。

青春コメディは、若者たちがひとつの目標に向かって奮闘する姿を明るく描くタイプ。『ウォーターボーイズ』や『スクール・オブ・ロック』が好例です。エネルギーに満ちていて、観終わったあとに前向きな気持ちをもらえるので、元気を出したいときには特におすすめです。

このほか、女装や勘違いといった古典的な仕掛けで笑わせるスタイルや、監督独自の映像センスそのもので笑いを生み出すスタイルなど、コメディの世界は驚くほど幅広いのです。いくつかのタイプを観比べてみると、自分がどんな笑いに心地よさを感じるのかが少しずつ分かってきます。

お気に入りのタイプが見つかれば、次に観る作品を探すのもぐっと楽しくなるはずです。

配信にない名作コメディを観るなら宅配レンタル

ここまで紹介してきた作品のなかには、動画配信サービスで気軽に楽しめるものもあります。ただし配信のラインナップは時期によって入れ替わりが激しく、観たいと思った作品が、いざ探すとどこにも見当たらないということも珍しくありません。

特に公開から年月が経った古典や、日本の隠れた名作コメディは、主要な配信サービスで扱われていないケースが多いのが実情です。最新の配信状況は、各サービスの公式サイトで必ずご確認ください。

そんなときに頼りになるのが、DVDやBlu-rayの定額制宅配レンタルです。ネットで観たい作品を選んでおけば自宅のポストに届き、返却もポストに投函するだけ。店舗まで足を運ぶ必要がなく、返却期限に追われるストレスも少ないので、忙しい人でもマイペースに映画を楽しめます。

旧作を中心とした豊富な在庫のなかから、配信では見つからない名作コメディをじっくり探せるのが大きな魅力です。月額制なので、この機会にまとめて名作を制覇したいという人にも向いています。今回紹介したような時代を超えて愛される作品を、腰を据えて味わいたいときの選択肢として覚えておくとよいでしょう。

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気分で選ぶコメディ何も考えず笑いたい笑って感動したい家族みんなで楽しみたい

よくある質問

とにかく何も考えずに笑いたいときのおすすめは?

頭を空っぽにして笑いたいときは、勢いとテンションで押し切るタイプの作品がおすすめです。日本映画なら『舞妓Haaaan!!!』、洋画なら『スクール・オブ・ロック』のように、エネルギーがあふれ出す作品を選ぶと、細かいことを気にせず笑いに没頭できます。

ドタバタ喜劇の古典として『お熱いのがお好き』も外れがありません。

笑いながら感動もしたい場合はどれがいい?

笑いと涙の両方を味わいたいなら、ヒューマンコメディがおすすめです。『最強のふたり』は笑いと感動のバランスが絶妙で、多くの人の心をつかんできた作品です。『リトル・ミス・サンシャイン』や『ミセス・ダウト』も、笑ったあとに温かい余韻が残ります。

青春ものが好きなら『ウォーターボーイズ』のクライマックスもぐっときます。

洋画コメディは字幕でも楽しめる?

コメディの笑いは言葉だけでなく、表情や間、状況の面白さから生まれる部分も大きいので、字幕でも十分に楽しめます。今回紹介した作品はいずれもテンポが良く、字幕を追いながらでもストレスなく笑えるものばかりです。言葉遊び中心の作品が気になる場合は、吹き替え版があればそちらで観るのもひとつの方法です。

家族みんなで楽しめるコメディはどれ?

子どもから大人まで一緒に楽しみたいなら、家族向けに作られた作品を選ぶと安心です。アニメーションの『モンスターズ・インク』は、小さな子どもでも夢中になれるうえ、大人が観ても十分に見応えがあります。『ミセス・ダウト』も家族の絆をテーマにしていて、親子で楽しめる一本です。

日本映画では、爽やかな青春を描いた『ウォーターボーイズ』が幅広い世代におすすめできます。

古い映画でも今の感覚で楽しめる?

名作と呼ばれるコメディの多くは、時代を超えて通用する普遍的な笑いを持っています。1959年の『お熱いのがお好き』は60年以上前の作品ですが、笑いの構造が非常に洗練されていて、いま観てもまったく古さを感じさせません。むしろ、現代のコメディの原型がどこにあるのかを知る楽しみもあります。

モノクロや字幕に少し慣れが必要かもしれませんが、挑戦する価値は十分にあります。

紹介された映画はどこで観られる?

作品によって視聴できる手段は異なります。動画配信サービスで観られるものもあれば、配信では扱いのない作品もあります。配信のラインナップは時期によって変動するため、観たい作品が見つかった場合は、各配信サービスの公式サイトで最新の状況を確認するのが確実です。

配信で見当たらないときは、前述の宅配レンタルを利用するとよいでしょう。

まとめ

今回は、笑えて元気が出るコメディ映画の名作を、洋画・邦画のバランスをとりながら厳選して紹介しました。『お熱いのがお好き』のような時代を超えて愛される古典から、『最強のふたり』のように笑いと感動が溶け合った近年の傑作まで、それぞれに違った魅力があります。

同じコメディでも、勢いで笑わせるもの、会話劇でうならせるもの、じんわり心を温めるものと、その表情は実にさまざまです。

大切なのは、そのときの自分の気分に合った一本を選ぶこと。とにかく笑い飛ばして発散したいのか、笑いながら感動して元気をもらいたいのか。気分に合わせて選べば、映画は心強い味方になってくれます。気になる作品が見つかったら、配信や宅配レンタルなど都合の良い方法で、ぜひ今夜の一本に加えてみてください。

落ち込んだ日の夜も、休日の昼下がりも、一本のコメディがあれば気持ちはきっと軽くなります。笑って元気になれる時間が、あなたを待っています。

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