「IMAXで観た」と言っても、劇場によって体験がかなり違います。IMAXは1つの規格ではなく、上映設備の世代が分かれているからです。この記事では、デジタルとレーザーの違いと、予約前に見分ける方法を整理します。
違いは映写機にある
IMAXデジタルは、2台のプロジェクターを重ねて映すのが基本の構成です。長く使われてきた方式で、日本のIMAX劇場の多くはこちらです。
IMAXレーザーは、光源にレーザーを使う後発の方式です。明るさが上がり、黒が沈むためコントラストが強く出ます。暗い場面の多い作品では差が分かりやすくなります。
どちらもIMAXの音響設計に沿って組まれていますが、レーザーを入れている劇場ではスピーカーの数が増えている場合があります。設備の構成は劇場ごとに違うので、劇場ページの記載を見るのが確実です。
予約前にどちらか見分ける
上映スケジュールの表記だけでは「IMAX」としか出ないことがあります。確実なのは、劇場の公式サイトにある設備紹介のページを見ることです。レーザーを導入している劇場は、その旨を明記しているのが普通です。
もう一つの手がかりがスクリーンの縦横比です。作品によっては、IMAX向けに画面の上下が広い映像が用意されていることがあります。この場合、対応した劇場では画面いっぱいに映り、そうでない劇場では上下に黒帯が入ります。「IMAXなのに画面が思ったより小さい」と感じるのは、この差であることが多いです。
料金は劇場ごとに設定されている
IMAXは通常料金に追加料金が加わります。金額は劇場と系列によって違い、レーザーだから一律で高い、というわけでもありません。改定されることもあるため、各劇場の料金表で確認してください。
どちらを選ぶか
近くにレーザーの劇場があるなら、そちらを選んで損はありません。ただし遠征してまで行く価値があるかは、作品によります。
- 暗い場面が多い作品、宇宙やホラー → レーザーの差が出やすい
- 明るい昼のシーンが中心の作品 → 差は小さい
- 近くにデジタルしかない → 座席選びのほうが体験に効く
座席は中央のやや後方が無難
IMAXは画面が大きいぶん、前すぎると視線の移動が増えて疲れます。中央の通路より少し後ろ、スクリーンの中心が目の高さに近い列が落ち着いて観られます。
画面いっぱいの迫力を優先するなら前寄り、字幕を追いやすさを優先するなら後ろ寄り、と考えると選びやすくなります。
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